大腸がんの新抗がん剤治療、新しい抗がん剤分子標的薬剤とは


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大腸がんと診断されたケースは、内視鏡や開腹手術でも、がんを取ることが中心です。
しかしそれができない場合は、抗がん剤治療を行います。

抗がん剤治療にも2種類あります。
始めに手術で取りきれたケースは、「術後補助化学療法」を行います。
特にステージ3以降で取りきれた人に対し、再発の危険性を下げるため、
半年間の抗がん剤投与が標準治療となっています。

もう一つは再発・転移性で、手術で取りきれないケースです。
生存時期は無治療で7、8カ月、抗がん剤投与で約2年という報告があります。

近ごろでは、分子標的薬というのがありますが、どういう薬なのでしょうか。

正常細胞とがん細胞を比べててがん細胞だけに生じる変化を見つけ、
その変化を起こしている分子だけを抑え込む薬です。
通常の抗がん剤は正常細胞にもダメージがありますが、分子標的薬剤は、
がん細胞に的を絞るので、より副作用が少なく効果的に治療できると期待されています。







大腸がんの個別化治療方法 分子標的薬であるセツキシマブが登場


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大腸がん治療では、分子標的薬であるセツキシマブが登場して、
個別化治療が始まったと聞きました。元来個別化治療とはどのようなものでしょうか。

それには患者の体の個別性を見ます。
アルコール分解能力がそれぞれ違うように、抗がん剤の分解能力も違いますから、
分解酵素の遺伝子を調べ適正な量で投与しようということです。
抗がん剤治療決定前のKRAS検査により投与対象患者の絞り込みが可能です。

もう一つはがん自体の個別性です。100人いれば100通りのがんがあるといわれるほど、進行度合いも抗がん剤の感受性も違います。
それには、分子を調べてどの薬が効くのか効かないのか分類します。
セツキシマブの登場によりKRASの遺伝子を調べることで、個別化治療が実現しました。

たとえば、数年前の標準治療にセツキシマブを併用すれば、
生存時期も延びて、がんが縮小する確率も上がります

海外では3・4年前からセツキシマブを使用することで、今までは切除できなかったがんを小さくして切除できるようになり、大腸がん患者さんの生存率が上がっているという報告もあります。

セツキシマブを使うかどうかを決める、KRASという検査はどのようなものでしょうか。

過去に内視鏡検査や手術で採ったがん組織の一部からDNAを抽出して調べます。

これによって、薬剤が効く人を絞り込むことができます。
効果が推測できることで、効かない薬を使わずにすむわけですから、
抗がん剤治療を始める前には、KRAS検査を受けておくべきでしょう。

これからもKRAS検査のように、がん細胞の遺伝子を事こまかに調べることで、
個々のがんに効く最適な薬がさらに選べるようになっていきます。

大腸がんになっても、正しい報告を知って、プラス思考であきらめないことです。

患者のQOL(暮らしの質)は、抗がん剤治療の影響で低下するという誤解がありますが、実際はがんの進行により低下することがわかっています。

現在の抗がん剤治療は、副作用の対処法も含めて大きく進歩してきました。
副作用を管理しながら、がんを抑える効果に優れた治療を行うことが重要です。


最先端の治療が始まって、技術も薬も日々進歩しているため、
どの治療法を選ぶかを医師と相談して、納得できる治療を受けることが大切です。



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